三行ラブレター、
単身赴任の中、携帯の短縮(クイック番号<1>)にも心を込め、獅子奮迅の如く日夜業務に挑まれ、本日は、文京区で子供等と「マネーゲーム」やボランティアで相談業務を行った某社社長が居る。先日も、赴任先の家族から体調不良なる電話を受けるや否や、単なる「寂しいとか哀しい」という類でなく、具体的な「心根の手段」を口にされていた。本当に頭が下がる。
家族や恋人への愛情を「3行60字以内」で伝える『心に響く三行ラブレター』コンテスト(日本語文章能力検定協会主催)の優秀作品が決まり、7回目の今年は、1万603通の応募、思いを率直に表現した力作が目立ったようだ。
最優秀賞1作品
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寒くてね 眠れない 赴任地の夜
羊なぞ数えてみても
君が迷い込む
佐賀県 吉村 金一さん(47歳・男性・学習塾講師)
寸評:独り寝の寂しさ、寒くて寝付けぬいらだたしさが、効果的に描写されていて、相手を恋しく思う心が引き立っています。
優秀賞、以下 5作品
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六十二年一緒に暮らしたのに今は天と地球で別々に
星を見てお休みと言ったけど
返事あった様な なかった様な アンタ耳遠かったもんネ
大阪府 大村 千恵さん(84歳・女性・自営業)
寸評:夫が去った後の、高齢の妻の気持ちがユーモアに彩られて心を打ちます。どうぞ、これからもお元気で。
朝おきて、誰もいない台所に
ポツンと置いてある、まだ温かいお弁当。
もう少し早く起きたら、ありがとうと言えたのに。
熊本県 西田 大さん(17歳・男性・学生)
寸評:お母さんはもう仕事に出かけた後なのでしょう。朝寝かせておいてくれて、ありがたいような、申し訳ないような気持ちがお弁当への気持ちに凝縮されています。
試合前で緊張している私に、
「がんばって」とあなたが一言。
別のドキドキがくわわりました。
大阪府 下野 久美子さん(15歳・女性・学生)
寸評:心を寄せている人が自分に関心を持ってくれています。その「がんばって」がどう試合に働くのでしょうか。複雑な気持ちが感じられます。
慣れない手つきで孫をあやす父の横顔を見て
私もこんな風に愛されていたのだと知り、
涙が止まらなかった。お父さん、ありがとう
青森県 阿部 初美さん(28歳・女性・会社員)
寸評:父の、孫への愛情を通して、幼かった頃の自分への、さらに今の自分への愛情が感じられます。
実家へ帰るのが恥ずかしいって…。
父さんも母さんも平気だぞ。さあ、田舎で再出発だ。
バツイチなんだと凱旋しろよ。
広島県 小川 郁夫さん(66歳・男性・無職)
寸評:現在の社会は複雑です。その中で自立して生きるには、離婚も避けられません。娘に対する愛情は、過去の日本を乗り越えています。
優良賞、以下10作品
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応募者の最少年齢は、男性:5才、女性:3才、応募者の最高年齢は、男性:91才、女性:88才。応募者の傾向 として、10歳未満と80代の男性、10代の応募数が昨年を上回り、相手への素直な愛情を感じさせる作品が多い中、ペットへの愛情を表した作品等、人以外の対象への優しさや感謝の気持ちを綴った作品が多く見受けられたようだ。
審査基準:短い文章で、わかりやすく意思を表現していること、表現に工夫があること、効果的に文章を構成していること。
最終審査員:日本語文章能力検定協会 顧問
樺島 忠夫(大阪府立大学名誉教授)
木村 治美(共立女子大学名誉教授・エッセイスト)
野元 菊雄(元国立国語研究所長)
<審査員より、選考を終えた感想から>
10代男性の応募作品に、新鮮な感覚を取り入れたものが多くみられました。30代から50代の作品では、以前は「かなわぬ恋」を綴った作品が大半を占めたのですが、今回は妻が夫へ、あるいは夫が妻へ、感謝の気持ちを送るものが多く、穏やかな印象を受けました。全体としては、表現を工夫し、わかりやすさに配慮した作品が増えたと思います。 と。
皆さま、来年は応募されません!!(=^0^=)
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