健康も勝ち取るもの、
数年前に独立されたご子息を励まそうと、「漉油」の若芽を採りに行かれた老夫婦。その子息の伴侶でもあるお嫁さんには、煎じて服用する良薬を探し回ったと。老後の信州への旅路が、「探し旅」となったことをとても嬉しそうに語るのであった。
時に、採れたての「若芽」を天ぷらにされ、親子水入らずで食した様子も後ほど伺う。山菜の中では王様との異名を持つ「漉油」。楽しい語らいと共に食する山菜は絶品であったことと。
きっと、ご両親におかれては、「『健康』は、自分が「Doctor」となり、「Nurse」となって勝ち取るもので、幸福も健康も、また然り。」そんな声が聞こえてくる話題だ。
我が国は、世界一の長寿国でもある。高齢化も急速に進み、2050年には3人に1人が、65才以上になると予想されてもいる。医療の技術が発達する一方、心身共、健康に生きることが難しい現代こそ、健康は時代の一番の焦点だとあらためて云える。
目下、子供等は「人体の図」にはまっている。それはそれとし、人間の体は約60兆個の細胞で成り立っているが、独立の父といわれたガンジーは、自分の体を『私の機械』と呼んでは、常にベストの状態に保つ努力をしていたことは周知のこと。ヴェド・メータ著「ガンディーと使徒たち」では、「インドの厳しい環境では暑さと病原菌と埃で、全てがたちまち消耗してしまい健康であることが何より大事」と、ヴェド・メータ氏は繊細に綴られている。
食事を終え、別れ際に老夫婦は、ご子息等にそっと一枚の手紙を渡しながら、「賢い者を人といい、愚かな者を畜という」との至言を口にされ、使命ある人生を大いに楽しむことを付け加えられたと聞く。
それはまさに、「自分は大丈夫」という油断や慢心で、体を悪くしては何もならず、共々に健康を勝ち取ろう!」と。まさしく「健康な人生」を築くことを、努々忘れてはならないとの金言ではないかと思うは青っちだけだろうか。
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