儀右衛門に学ぶ、
事件・事故を静動眼視した後、全部とまでは云わないまでも、おおよそ各人自らが自身の「人生絵巻」を綴っていく過程において、「自ら目覚めゆく」という点が、スッポリと抜け落ちて見える。
『自分は一体、何のために生まれてきたのだろう!』と、思いを巡らすことは、誰人にでもあることだ。その場合、『何のため!』が、明らかになった際、人は情熱を燃やし、目標に突き進んでいけるのではないだろうか。
時に、江戸時代末期の久留米藩に、田中久重こと「絡繰儀右衛門」と、呼ばれる職人が居られた。幼少から、『人を喜ばせたい』との信念をもち発明に没頭の毎日。。。
人が真似できない仕掛けを施し、絡繰人形を作っては、庶民の喝采を浴びるのだった。
そんな、絡繰儀右衛門は、名声を得たものの、ある時分大いに悩んだ時期がある。「自分の才能は本当に世の中に役立っているのだろうか?」と。
儀右衛門は、単に人を驚かせたり、笑わせたりするのでなく、『社会の役に立とう!』と発奮。その後、蒸気機関車や蒸気船の模型、精米機等、国家から庶民まで利するものを改良しつくったことは、歴史的にも周知のこと。
また、生涯で、1,000超の特許取得を行ったエジソンもまた然り。彼も『世の中に、役に立つもの!』をつくることが、不動の信念であり、発明の源となったことは書くまでもない。
「人間は、本来の使命に目覚めた時、あらゆる悩みを解決できる!」とは、トルストイの言だ。「覚者の意」を胸に、『目覚めゆく人生』で歩み続けたいものだ。
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